チョコレートはあまりに普通の食べ物になっていて、あらためて「チョコレートってなに?」と訊かれると答えに困ってしまうかもしれません。
幅広く考えると主原料としてカカオ由来の原料(特にココアバター)を使った固体の食べ物になるかなと思います。
液体のホットチョコレートなどもありますが、ここでは固形のチョコレートを牛乳や水に溶かしたものと考えておいてください。
いろいろな食べ物を思い浮かべてみると、いかに多くのものにチョコレートが使われているかがわかります。
板チョコ、チョコクッキー、チョコアイス、チョコパン、チョコケーキ、ボンボンショコラ、アーモンドチョコ。。。。。
使われ方も、
そのまま、コーティング、センタークリーム、チョコチップ、トッピング、生地に混合。。。。。
その幅広い嗜好性や用途からチョコレートは「お菓子の王様」と呼ばれることもあります。
でも意外と知られていないのはチョコレートそれ自身の加工度がかなり高いことです。
目の前にカカオ豆や砂糖が仮にあったとしても、特別な道具や機械や技術がない限りおいしいチョコレートは作れないのです。
おいしいチョコレートができるまでにはそのおいしさのカギとなる数多くのステップがあるのです。
チョコレートは口にするだけでおいしさを感じますが、おいしさのカギを知ることでさらに味の違いや特徴を感じることができるようになります。
”カカ王の森"ではチョコレートを今までよりもっと楽しんでいただけるよう、おいしさのカギをたくさん紹介したいと思います。
この中には長編小説のようにいろいろな深いサブストーリーがあります。
どのようにおいしさに繋がっているのか不安になることもあるかもしれません。
でもどのストーリーも行き着く先はひとつのチョコレートです。
森の中を楽しみながら迷っていただきたいと思います。